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一般的な歯科診療
治療はもちろん、予防にも力を入れ、お口の健康をサポートしています。虫歯はダイアグノデントという機器を使い、小さいうちに発見できるように努めます。もちろん、できる限り削る量や痛みを抑える方針です。
予防のため、お子さまにはフッ素塗布を行っています。また、染め出しをし、歯磨きのレッスンもしています。大人の方向けには、パウダーを吹き付けるお掃除もご用意しました。
ここで、「つまようじ法」という歯磨き方法をご紹介します。まず、歯ブラシの毛先を歯と歯の間に入れ、毛先が歯の裏側に出るよう出し入れを繰り返します。次は、毛先を約30度の角度で、歯と歯茎の境目に当ててください。毛先の方向は、上の歯は下向き、下の歯は上向きです。
そのまま、歯ブラシ先端部分の毛先を歯と歯の間に入れます。毛先が歯の裏側に出るようにして、1ヶ所につき7~8回ほど出し入れします。歯の表側を磨いたら、裏側も同じ手順で磨いてください。最後に、歯間以外の部分も磨きましょう。1日1回、4~5分が目安です。
歯周病
定期的な通院でのケアとご自宅でのセルフケアが、歯周病治療の基本です。状態によっては、外科的な処置による治療も行います。通院でスケーリング(歯石取り)を繰り返し歯茎が落ち着いた後は、PMTCというお掃除でバイオフィルムなどを除去します。
ご自宅でのセルフケアとは、歯磨きのことです。日常の予防だけでなく、歯周病の改善にも歯磨きは役立ちます。患者さまが熱心に歯磨きをすることで、外科的な処置を避けられる場合があります。
また、歯磨きと合わせて「マッサージ」も行いましょう。方法は、当院でお教えします。歯周病は、歯周ポケットに細菌を含む汚れや細菌が溜まることで発症しますから、歯周ポケットを清潔にすることが重要です。しかし、歯周病が進行して歯周ポケットが深くなると、歯磨きだけでは奥深くの汚れが取れなくなります。
マッサージは歯茎を中心的に行い、歯周ポケット内の汚れを絞り出すようにします。マッサージには歯茎の血行を良くする作用もあるため、継続することで歯茎が引き締まることが期待できます。
咬合治療
歯そのものに虫歯がなくても、噛み合わせが悪いと、歯周病や顎関節症を引き起こす要因となります。また、ストレスなどで歯を食いしばったり歯ぎしりをしたりすることも同様です。ぜひ、噛み合わせのチェックを受けましょう。
噛み合わせに問題があった場合、改善方法はいくつかあります。その代表的なものがナイトガードで、就寝中に歯ぎしりや食いしばりをしてしまう方によくご提案します。治療で使うのは、患者さま一人ひとりに合わせてお作りしたナイトガードです。
また、症状を和らげるのにマッサージが役立つこともあります。当院では、ご自宅でもできるマッサージの方法をお伝えします。
なお、意外かもしれませんが、「歯を食いしばっている」と気づいたことで改善につながる方も少なくありません。食いしばる行為は無意識にしてしまっており、不快な症状が出て当院を受診される方がいらっしゃいます。虫歯などほかの問題がなく軽症の場合、食いしばらないようにするアドバイスを差し上げるだけということもあります。
入れ歯
保険診療で作るオーソドックスなプラスチック製も、自由診療で作るこだわりの入れ歯も、当院で作製可能です。ご自分の歯と同様に、その代わりとして働く入れ歯も、メンテナンスに持参してお手入れしましょう。
靴と眼鏡、入れ歯の三つは、人間の身体にとって特に強く異物感を与えるものではないでしょうか。お口の中は非常に敏感なので、入れ歯を入れると違和感や抵抗感があります。そうした前提条件があるにもかかわらず、毎日入れ歯をお口に入れ続けてもらえるかどうかは、歯科医師の腕の見せどころだと考えています。
当院では、部分入れ歯の見た目やフィット感を追求したい患者さまに向け、ノンクラスプデンチャーをご用意しました。保険診療の部分入れ歯は金具を隣の歯に引っかけて使いますが、ノンクラスプデンチャーは留め具が歯茎と似た色の樹脂でできています。そのため、見た目が目立ちにくく、歯や粘膜への当たりも柔らかいという利点があります。
ホワイトニング
天然歯の黄ばみや色素沈着が気になる方のため、ご自宅で行うホームホワイトニングをご用意しております。
ホームホワイトニングは、まず専用のマウスピースをご来院時に作製します。就寝前などお好きな時間帯に2~4時間、お薬を入れたマウスピースを装着してください。1週間続けるのが目安です。ご自分でお好きな時間にお手入れができるため、無理なく続けていただけます。
どのくらい歯が白くなるかは個人差がありますので、歯科医師にお尋ねいただければと思います。行事など、歯を白くしたい期限がある方は、余裕を持ってご相談ください。
インプラント
インプラントは、歯周病やケガで歯を失った人に人工の歯を固定し、再び噛めるようにする治療方法です。費用が多くかかっても自然な美しさを求めたい方、ブリッジのために歯を削るのは嫌という方、長持ちさせたい方は、ぜひご検討ください。
なお、インプラントを作るには、患部の歯茎と骨が健康であることが条件です。その骨の状態を詳しく調べて治療計画に反映させるため、当院では歯科用CTを活用しています。レントゲンのような平面的な情報に加え、奥行き・厚みも含めて詳細に把握できることが利点です。見る角度を変えて、顎の骨やその内部の状態を様々な位置から観察することもできます。
当院では、すべてのケースで歯科用CT撮影を行います。その結果に基づいてインプラントの治療計画を作成し、場当たり的な処置は行いません。このようにして、より良い治療の提供に努めております。ただし、検査の結果、インプラント治療ができないと判断する場合もあることをご理解ください。